かつての親友同士が、謎と思いの狭間で交差する――ブロッコリーが放つジュヴナイル・ミステリー『Black Robinia』。タイトルの“Robinia”とは、ニセアカシアの別名を持つハリエンジュのこと。白い花を咲かせるハリエンジュに敢えて“Black”と付けることで、ミステリアスな雰囲気を演出。さらに“Robinia”には“Robin=コマドリ”という単語が含まれることから、ミステリーの題材として有名な童謡「Who Killed Cock Robin」も連想させる。
今冬にPSP用ソフトの発売を予定しているが、これに先駆け、9月22日(水)にゲームのプレリュードを描いたドラマCD「Black Robinia ドラマCD1 Boys, boys come out play」が発売される。このドラマCDの収録を終えた香津木零役・鈴木達央さん、如月秋羅役・立花慎之介さん、橘晃太朗役・入野自由さんに、作品の感想などをインタビューした。
――収録を終えて、自身のキャラクターにどのような印象を持ちましたか?
鈴木 ゲームでは成人になった零たちが活躍するのですが、ドラマCDではその10年前、零たちが中学生の頃の話が描かれています。このドラマCDで初めて零を演じ、秋羅や晃太朗とも初めて接したのですが、最初ということで難しい部分もありました。ドラマCDでは3人がまだ打ち解けていないところから物語が始まるのですが、僕個人としては“早く打ち解けたい”と内心思いながらも、秋羅と晃太朗との間に敢えて壁を作らなければならず、若干苦しく感じる部分もありました。『Black Robinia』という作品の導入部として、入りやすいストーリーになっていると思いますので、ここから零のことをより深く知っていけたらと思っています。
立花 秋羅は中学生の頃から晃太朗にとってのお兄さん的存在で、正義感が強く、曲がったことが嫌いで、自分の信念に反するものがあると、それに立ち向かっていくという、強さと優しさを兼ね備えたキャラクターです。晃太朗とは和気あいあいと、零とは衝突したりもしながら、中学生の男の子らしく3人が接しながら物語が進んでいく様は、演じていて楽しかったです。このドラマCDは物語の序章に当たりますが、この楽しい雰囲気が今後どのような展開を見せるのか、今から楽しみです。
入野 晃太朗はフットワークの軽いところや、人見知りせずに誰にでもアタックしていくところなどが自分と似ていて、自然に楽しく演じることができました。零とはまだふざけ合ったりできていないのですが、今後3人がどのように打ち解けていくのか、興味があります。
――ドラマCDのオススメのポイントを教えてください。
鈴木 『Black Robinia』はミステリー作品ですが、ミステリーと言ってもいろいろな作品があります。『Black Robinia』ではミステリー要素がどのようにストーリーに盛り込まれているのかを、楽しんでいただけたらと思います。
立花 本格的なミステリーは冬発売のゲームで展開されると思うのですが、このドラマCDは中学生編ということで、学校の怪談的な簡単なミステリーが導入されています。そんな謎解きの要素に加えて、3人の男子中学生の言葉のやりとりや感情の変化などが、このドラマCDの聞きどころだと思います。
入野 和気あいあいとした雰囲気が、中学生編の一番の聞きどころだと思います。中学生の普通の学園生活を描きつつも、ゲームで描かれる10年後の世界へと繋がるシーンなども含まれていて、3人が将来どのようになっていくのか、楽しみになる内容になっています。
――自分以外のキャラクターにはどのような印象を持ちましたか?
鈴木 秋羅は零視点で見ると、すぐに仕切ろうとする委員長タイプで、孤独を気取っている零とは、相容れないキャラクターです。晃太朗は零が作っている心の壁をまるで感じさせずに積極的に距離を縮めてくるので、内心早く打ち解けたくて仕方ないです。晃太朗に引っ張られて、思わず心を許した演技をしてしまったところもあったのですが、それも晃太朗の人柄ゆえのことだと思います。
立花 零は本当に面倒くさい奴ですね。ツンデレにもほどがあります(笑)。でもそれが零のアイデンティティであり、それを失くすと恐らく零ではなくなってしまうのだろうとは思うのですが。秋羅からすれば、零は転校生だから早く馴染んでほしいと思っているのですが、零が仲間に入ることを拒否するので喧嘩腰になってしまいます。晃太朗は弟のような存在で、可愛くて可愛くて仕方ないです。きゃんきゃんと騒がしく、面倒くさいなと思いつつも、構わずにはいられない、そんな愛すべきキャラクターです。
入野 先ほどあれだけ褒めていただいたんですが、零の第一印象は“嫌な奴”です(笑)。でも彼の本質が分かってくると、きっと可愛い奴なんだと思います。秋羅は熱いヤツで、秋羅がいるから晃太朗は好き勝手に学園生活を楽しめているんだと思っています。
――このドラマCDを楽しみにしている皆さんへ、メッセージをお願いします。
鈴木 ミステリー作品ということで、この先展開するゲームやドラマCDにはどのようなトリックが仕掛けられているのか、台本読むのが今から楽しみです。零たち3人の関係や、今後新たに登場するキャラクターたちがどのように関わってくるのかも楽しみなところなので、皆さんも僕と同じように期待して待っていてください。
立花 今回のドラマCDは中学生編で、ゲームはその10年後が舞台となっていますが、その両方を合わせて1つの作品だと思っています。僕は推理小説が好きなので、どんなトリックが登場するのかも楽しみです。ミステリー作品というのは、読者に対する作者からの挑戦だと思っていますので、ゲーム製作陣が作ったトリックをに是非チャレンジして、解き明かしていただけたらと思います。
入野 女性向け作品でミステリーということで、一体どんな作品になるんだろうと思っていたのですが、ドラマCDの収録を終えた今、今後の展開が非常に気になっています。このドラマCDで描かれている中学時代の3人の賑やかな日常を知ることで、ゲームで描かれるストーリーがより活きてくると思いますので、是非このドラマCDを楽しんでください。
――ありがとうございました。
CD情報
■タイトル:Black Robinia ドラマCD1 Boys, boys come out play
■出演:香津木 零役・鈴木 達央/如月 秋羅役・立花 慎之介/橘 晃太朗役・入野自由、他
■品番:QECB-1015
■発売日:2010年9月22日(水)予定
■価格:2,100円(税込)
■発売元:株式会社ブロッコリー
■販売元:キングレコード株式会社
■あらすじ
全てが始まったのは、零が転校してきた中学2年の春。あの頃、俺は何も知らない馬鹿なガキで、秋羅も同じような子供だった。中学二年の春、如月秋羅と橘晃太烽フクラスに転校生がやってきた。彼の名前は香津木零、眉目秀麗で一見穏やかだが、なぜか秋羅とはソリが合わない。ある日、秋羅は新聞部の晃太烽ノ誘われて、学校の怪談を「取材」することに。夜の校舎に忍び込むと、誰もいないはずの音楽室から、夜な夜なピアノの音が。そんななか、二人は偶然零と鉢合わせ……
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(C)BROCCOLI イラスト:こちも